【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)社より、
大変素敵な一輪挿しのご紹介です。
こちらは、Ekebyを代表するデザイナー、Vicke Lindstrandによるデザインで、
彼が離籍後の50〜52年の2年間に渡って製造・販売されました。
陶器ばかりでなく色々な分野で活躍した彼の作品だけあり、
こちらの花瓶も、やさしい緩やかな丸いフォルムに、
クリーム色と琥珀色の美しい釉薬の2色使いで、
シンプルながら、大変上品な奥の深い作品に仕上がっています。
これまで2度ご紹介しておりますが、
今回ご紹介いたしますのは、一回り大きなサイズの作品となり、
釉薬は小さな作品と比べますと
ややマットな感じの仕上がりとなっております。
窓辺にそっと置いても、和室においても、どこの空間とも相性の良い、
大変素晴らしい一点です☆
【 Vicke Lindstrand / ヴィッケ・リンドストランド 】
1904-1983年。
本名Viktor Lindstrand (VickeはViktorの愛称です。)
スウェーデン第2都市ヨーテボリ生まれ。
ヨーテボリの工芸学校を卒業後、
老舗ガラス工房のOrreforsに1924-41年の間に在籍。
42年から50年まではUpsala Ekebyのデザイナーチーフとして、
GefleやKarlskronaの作品の監修も勤め、また彼の作品も沢山発表しました。
中でも、彼がデザインした象のオブジェは当時どこのお店でも売り切れ状態で、
お店側で他のアイテムにお客様が興味をしめしてくれるよう
象の作品は隠していた。。。と言うエピソードがあるほど。
1950年からは同じく老舗のガラス工房であるKostaに籍を移し、
73年まで在籍します。
陶器、ガラス、テキスタイル、イラスト、そして絵画と
いくつものメディアを操ったマルティの芸術家ですが、
ガラス職人としての彼の功績が一番評価されています。
スウェーデン国内の公共の場には彼が製作を担当した彫刻達が見られ、
彼の作品はスウェーデンのNational Museum他、
ニューヨークのMetropolitan Museumでも見ることができます。
また、彼が担当した作品はどれもエレガントで高級感のあるものばかりで、
こちらのUEコレクターの間では非常に高価に取引されています。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化が見られますが、
特に目立つダメージなどない大変良い状態です。
※ 表面にかかっている透明な釉薬に貫入が見られます(※参照:詳細画像)が、
こちらは、製造過程でついたものです。
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 EKEBY 629 VL
【 サイズ 】 直径 2.9(口径)-9-5.5(底径)cm 高 10cm
【 重量 】 300g( 商品のみ )
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