【 説明 】
スウェーデンのRorstrand社(ロールストランド)から
50年代頃に製造・販売された、素敵な急須/茶瓶のご紹介です。
デザインを手がけたのは、Rorstrandでの巨匠とも呼ばれる
Carl-Harry Stålhane / カール・ハリー・ストールハーネ。
彼の作品は、無駄のないすっきりとしたフォルムの作品が多く、
日本の焼物を思わせる花器が特に有名ですが、
こちらは、その彼が手がけた作品の中では比較的珍しい急須/茶瓶の作品となります。
釉薬による様々な表現を自由自在に操る彼の作品だけあって、
一見漆黒に見えるのは、濃い濃い色合いの茶色で、
所所のぞく栗色の釉薬との融合が、
高級感のある大変上品な仕上りとなっております。
日本の陶器そのものを感じさせる作品で、
手に持つとしっかりとした確かな重みがあるのですが、
口や手の部分などは非常に繊細にできており、
また果物のへたをおもわせる蓋のつまみのフォルムからも
細かなデザインへの配慮が見られ、
まさに巨匠の名作と言った貫禄があります。
更に、こちらの作品は一級品となります
(「R」のロゴの上/付近に小さな横線のあるものはニ級品です。)ので、
彼の作品コレクターの方には特にお勧めの一点です。
焼物コレクターさんに、また、急須のコレクターさんにも
スウェーデンの作品として是非・お勧めの大変素晴らしい一点です。
【 Carl-Harry Stålhane / カール・ハリー・ストールハーネ 】
1920年スウェーデン生まれ。
画家として大きな夢をもちながら、1939年に19歳にしてRorstrand社に入社。
30歳にして陶器の名人と呼ばれるほどで、
当時大きな功績を残していたGunner Nylundの跡を継ぐ形でリーダーとして
Rorstrand社で1973年に退社するまで、数多くの作品を残しました。
退社後は、個人で「 Designhuset 」をLidköpingに開窯。
他のデザイナーも雇い入れるなどして、試験的な作品を作り続け、
同時期にはデンマークのB&Gでも作品制作を担当しました。
1990年の彼の他界後、「 Designhuset 」は、
「 Formakademin 」として陶器専門学校となり、
現在でも沢山の作家をここで育成しています。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化がみられるとは思いますが、
特に目立つダメージなどのない大変良い状態です。
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 (底に)R CHS Sweden UE
【 サイズ 】 高 8.5cm 直径 3(口径)-9.5(Max部)cm 横 15cm(含:口・手)
【 重量 】 400g( 商品のみ )
※ こちらは1点で1kgまでの料金となりますので、送料のご確認お願いいたします。
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