【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)社に1933〜52年にかけて在籍した
Anna Lisa Thomson(アナ・リサ・トムソン)のデザインによる
大変エレガントな一輪挿しのご紹介です。
製造年は、1944〜1948年の、もうそろそろアンティークと呼べる大変古いお品となります。
ご覧の通り、細かい説明はいらないかとは思いますが、
クラシックなシンプルな形の一輪挿しで、
一見真っ白い釉薬に覆われているように見えますが、
良く見ると、美しいハニーカラーの色合いの釉薬で
自然なカーブが生み出すきれいなマーブルの模様が入っております☆
そして、こちらの花瓶をデザインしたAnna Lisa Thomsonは、
Upsala Ekebyを代表するデザイナーで、
今でも彼女が手がけた作品の多くはコレクターの間で高価に取引されておりますが、
特に”Paprika”シリーズの花瓶は、TVのアンティーク番組や、
アンティーク/インテリア雑誌などに必ず登場するほど”マスト”的なアイテムです。
底に入ったスタンプもEKEBYの古いスタンプで、
こちらの作品の雰囲気にピッタリと合っていますね。
洋室はもちろん、和室とももちろん相性もよく、
またお花を活けられる方には、良い花器として大変お勧めの一点となります。。。♪
・・・☆ Anna Lisa Thomson(アナ・リサ・トムソン)☆・・・
1905年生まれ。
海外各地で美術を学んだ後、37年にUEに買収されることになる
St.Erik工房にに28-33年に掛けて席を置き、沢山の作品を生み出しました。
その後33年にUEに移籍し、UEの代表デザイナーとして新しい技術を取り入れた
素晴らしい作品をこの世に沢山送り込みました。
52年にたった47歳の若さでの突然の他界に、周りの人々は悲しみましたが、
彼女の功績を讃える友人らによって工房のあったUppsala(ウプサラ)県にて、
優秀な女性の芸術家への奨学金制度
「Stiftelsen Anna-Lisa Thomson till minne 」を設立し、
今でも毎年優秀な芸術家を選びだしています。
彼女の作品は、スウェーデンの国立美術館はもちろん、
各地の美術館にて展示されております。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化が見られるとは思いますが、
特に目立つダメージなどのない大変よい状態です。
※上部口周りが部分的にオレンジ色に見える(※参照:メイン・詳細画像)のは、
表面に透明なハニーカラーの釉薬が乗って、陶器のオレンジ色の色合いが覗いているからです。
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 Ekeby 369 ALT
【 サイズ 】 直径 3-8.5-6.5cm 高 10.5cm
【 重量 】 300g( 商品のみ )
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