【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)社に1952〜59年にかけて在籍した
Hjordis Oldfors(ヨルディス・オルドフォッシュ)のデザインによる
一輪挿し/水差しのご紹介です。
製造年は、1959〜1963年。
ご覧の通り、細かな説明は不要かと思いますが、
パッと見て思わずその魅力に魅せられてしまう、
オリジナルなフォルムにこちらの配色。。。☆
三角形の形をした一輪挿しに注ぎ口が付いており、
小さなハンドルもついておりますので、こちらにお水をいれて、
お気に入りの室内観葉植物の横に置いて一緒にディスプレイしても素敵ですし、
これ一点でこのまま芸術作品のような仕上がりですので、
飾り棚に飾ってインテリアとして楽しんでいただいてもいいですね。
また、ボディ部分に入った50年代を思わす幾何学的な模様もユニークですが、
注ぎ口と上の口の部分を見て頂くと分かる通り、
内側ははっとするレモン・イエローで、
ボディ部分のグレーとブルーの色の配色とのバランスが
非常に素晴らしい作品です。
花瓶コレクターの方に是非手にして頂きたい一点。
今回、
こちらのボディ部分に入ったモチーフが異なる作品も一緒にご紹介しております。
最後の画像でご覧いただけるとおり、2つ並べて飾ってもとっても素敵です。。。♪
☆ Hjordis Oldfors(ヨルディス・オルドフォッシュ)☆
20年代後半スウェーデン第2都市のヨーテボリに生まれる。
ヨーテボリの工芸学校を卒業後、50年にUpsala Ekebyに
Berit Ternell(ブルーのC&S:Kosmos/コスモスなどが代表作)
などと一緒に研修員として入社。
研修後、ヨーテボリに自分の陶芸スタジオをオープンするが、
UEの大御所アーティストAnna Lisa Thompsonの退社を期にUEへ正式に入社、
52〜59年の間に席を置く。
50年代の彼女の作品は、
どれも時代の流行を上手く捕らえたものばかりで大変人気があり、
大手デパートのデザイナーとしても活躍。
UE退社後は、ヨーテボリのアートスクールで講師として働く一方、
個展も沢山開催し活躍を続けました。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化が見られるとは思いますが、
特に目立つダメージのない大変良い状態です。
口の縁の部分がやや凹んでいる箇所がございます(※参照:2段目2枚目)が、
こちらは製造過程で出来たものです。
※ こちらはオリジナル・ステッカーも残っております♪
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 UE Sweden 5222 HJ
【 サイズ 】 高 12.5cm 横 11cm 直径 2.5(口径)-10-4.5(底径)cm