【 説明 】
スウェーデンのRorstrand/ロールストランド社より
50年代頃に製造・販売された、素敵な陶器の絵皿のご紹介です。
デザイナーは、ここスウェーデンでは、知る人ぞ知る!と言った感じの
Sylvia Leuchovius/スィルヴィア・ルーチョヴィウス。
彼女は、ToscanaやPaljetteの食器シリーズなども手がけましたが、
主にアトリエ作品である陶器の壁掛けやオーナメントを得意とし、
モチーフは自然にある木や鳥、子供達をメインに、
無駄なものがないその繊細な表現から、
「 彼女の作品は、粘土と色で表現された”ポエム”」と言われたことも。。。
こちらはその彼女が大好きな自然のモチーフであるお花にニワトリ、
そしてなんとも愛らしい女の子のイラストが
丁寧に手描きされた大変かわいらしい一点☆
まるで絵本の1ページのようで、女の子の装いや
インパクトのあるヘアースタイルがなんともお洒落!
彼女の作品コレクターでもある私ですので、当店ではこれまでいろいろな作品を
ご紹介して参りましたが、こちらは初めての登場となります。
細かいラインで、いろいろな模様が美しく描き込まれており、
縁周りに並べられた幾何学的な模様もとっても素敵です♪
作品の雰囲気やモチーフから、以前何度かご紹介している
こちらの男の子がモチーフの作品の姉妹品ではないかと思います。
またお皿はまん丸でなく、ご覧の通り、”卵型”をしており、
横からみると分かりますが、
縁に高低のニュアンスを付けた仕上がりで、
このまま平たい面におくと、
中のイラストが見えやすい構造になっているのも、なかなかユニーク。
このままで、インテリアの素敵なアクセントとなってくれること間違いなしの一点☆
底には一点一点手作り・手仕上げてあることを証明する手描きのサイン入りで、
アトリエ作品となり数も大量には製造されていませんので、
彼女の作品のコレクターさんは、こちらの機会をどうぞお見逃しなく☆
【 Sylvia Leuchovius/スィルヴィア・ルーチョヴィウス 】
1915年、西海岸のスウェーデン第2都市ヨーテボリに程近い
アーリングソースに生まれる。
子供のころから、ファッション・デザイナーかアーティストになるのを夢見るものの、
学校を卒業後はお針子として就職。
30歳になり本格的に造形美術を学ぶために、
ヨーテボリの美術専門学校に通い始める。
1949年専門学校を卒業と同時に、Rorstrandに就職。
その後、71年まで主にアトリエ作品の壁掛けやオーナメントを担当、
また同僚と共に国内・海外にて個展を行ったり、公共の場のアート作品を担当したことも。
72年からはRorstrandにフリーランスのアーティストとして在籍し、
76年にRorstrandが創業250年を記念して発表した
Marianne WestmannのSylviaシリーズの絵付けを担当、
同年同社を退職。
その後は、2003年に亡くなるまで地元・アーリングソースで、
画家としての余生を過ごしました。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の経年劣化・使用感が見られます(薄キズや高台の薄汚れなど。※参照:掲載画像)が、
特に目立つダメージなどのない大変よい状態です。
【 原産国 】 スウェーデン
【 製造元 】 Rorstrand
【 サイン 】 R Sweden SL
【 サイズ 】 縦 11.5cm 縦 10cm 高 2.5-4.5cm