【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)社に1962〜64年にかけて在籍した
Paula von Freymann(パウラ・ヴォン・フレイマン)のデザインによる
花瓶 ”Gokotta”のご紹介です。
製造年は、わずか1964〜1965年のたった1年間。
作品名”Gokotta”は、スウェーデン語で「カッコー」を表すことからも分かるように、
カッコーのコトリさん達、
そして小さなお花やハートがデザインされたとってもキュートで素敵な作品。
同シリーズの花びんは3サイズあるのですが、
こちらは市場にもなかなか出てこない、
ちょっとレアな一番大きなサイズのお品、
更にこちらは、大変レアなブルーの色合いの作品となります♪
これまで、
Sサイズと
Mサイズのものをご紹介できておりましたが、
Lサイズはこれで2回目の登場となります。
サイズごとにデザインがちょっと違うのですが、
こちらの大きなサイズの花瓶は、
よーく見ると”時計”のモチーフになっていることが分かります☆
丸い部分がくるくるっとキュートに描かれた、3・6・9・12の数字、
そして時計の針にちょこんと腰掛けてしまっているカッコーさんにもご注目!
コトリさんもかわいいのですが、
お花もハートの形をしていたり。。。と抜け目のないかわいさ♪
同シリーズをコレクションしている方に、
またブルーのアイテムやコトリさんのアイテムがお好きな方にも
是非お勧めの一点です☆
☆ Paula von Freymann(パウラ・ヴォン・フレイマン)についてちょっと。。。☆
39年生まれ、ストックホルムのアート・スクールを卒業後、
60年代の初めに当時最年少でRorstrand(ロールストランド)社へ入社、
その後すぐに奨学金を得て今度はデンマークのアートスクールに。
64年から66年の2年間ウプサラ・エケビーに在籍後は、自分の工房を設立しました。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化が見られるとは思いますが、
特に目立つダメージなどのない大変よい状態です。
※ 高台付近とコトリさんとコトリさんのモチーフの間の飾り模様の部分に、
それぞれ1か所、釉薬がついていない部分、釉薬に薄っすらと貫入が見られます
(※参照:最後から2-4枚目の画像)は製造過程で入ったものとなります。
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 UE Sweden 4040P
【 サイズ 】 横 18cm 高 22cm 奥 7.5cm