【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)/
Gefle(ゲフレ)社に
1923年よりアート・ディレクターとして席を置き、
Gefle Upsala Ekeby Karlskronaより沢山の作品デザインを担当した、
Arhur Percy(アーサー・パースィー)のデザインによる
素敵な花瓶のご紹介です。
風光明媚なことで知られるÖland/エーランド島で生まれ育った影響か、
彼の残した作品には、自然の形や、
オーガニックなフォルムのものが多く見られるのですが、
こちらは、大変シンプルなデザインで、
緩やかなカーブの美しいフォルムの一点となります。
パッと見シンプルなデザインに思われるこちらの一点ですが、
良く見ると、表面は薄い薄いマットな仕上がりのクリーム色をしており、
その表面に、やや光沢のある白い水玉が釉薬で装飾として付けられ、
すこしこの部分がふっくらとしております。
そして控え目な色合の表とは対象的に、
内側は口元からちらりと見える通り美しいこっくりとした群青色で、
色合のコントラストの美しさや、表面部分の実はかなり凝ったデザインなど、
大変高級感のある作品です。
以前こちらのフォルムを一度ご紹介しておりますが、今回は、注ぎ口とハンドル付きのデザインで、
花瓶コレクターの私の元にもある一点となります。。。♪
上品で、キュートで、そして不思議な魅力でいっぱいの
大変素晴らしいこちらの花瓶☆
洋室はもちろん、
和室の床の間などにおいて季節のお花を活けて頂いてもぴったり。
底面にある”Handmalat”(手描き)のスタンプも
ますますこちらの作品を特別で魅力的にしてくれますね。
北欧の良い花瓶を一点。。。♪とお考えの方にもお勧めですし、
良い花器を集めている方には是非手に取っていただきたい一点です!
【 Arthur Percy/アーサー・パースィー 】
1868年スウェーデンのエーランド生まれ。
地元の美術学校で画家として学んだ後、
パリではマティスの元でその技術に磨きを掛けました。
1910年代には、新鋭の画家と言うことでその名を広く知られ、
その後長い間世界の国々で画家として活躍しました。
1923年にGefleにアート・ディレクターとして席を置いてからは、
Upsala Ekeby、Karlskronaの3ブランドを通して数々の作品を担当しました。
今でも、彼のデザインした Blå HyacintのC&Sなどは大変人気があります。
後年は、画家の活動に加え、ガラス工房でのデザインを担当するなど
活躍の場が益々増え、彼の残した数々の作品は
スウェーデン中の博物館や美術館で展示されています。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化がみられますが(※参照:詳細画像)、
特に目立つダメージのない大変きれいな良い状態です。
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 Gefle Sweden Percy
【 サイズ 】 高 15cm 2.4x7cm(口部分)直径 2-10.5-5(底径)cm