【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)社に1949〜72年にかけて在籍した
Mari Simmulson(マリ・シムルソン)のデザインによる花びん”Grafit/Ruta”のご紹介です。
製造年は、わずか1963〜1964年のたった2年間のレアなお品。
シリーズ名の”Grafit/Ruta”とは、意訳すると
” 落書き/四角 ”と言った感じでしょうか。
同シリーズには花瓶のほかにも、アッシュトレイやシガレットケース、
お皿など約7種類のアイテムがあります。
中央部分のくびれた部分から下半分には、丸と線のパターンが入っており、
シンプルなモチーフたちですが、
しっかりとこちらの作品のフォーカルポイントとなってまおります。
また、こちらの一点はサイドにちょこんと付いたハンドルも
何気なくアクセントになっていてとっても素敵です。。。☆
高さも少しありますので、お花を活けていない時でも充分にインテリアとなる、
しっとりとした大人の雰囲気の作品。
彼女の作品コレクターさんはもちろん、
一点スウェーデン製のシンプルな花瓶を。。。とお探しの方にもお勧めの一点です。
☆ Mari Simmulson ☆
1911年エストニア生まれ。
30年代にアラビア社につとめ、
44年にスウェーデンに移住後、
Gustavsberg StudioのWilhelm Kage(ヴィルヘルム・コーゲ)に
師事した素晴らしい履歴があるだけあって、
彼女の作品は、ストックホルムナショナルミュージアム、V&Aロンドンを始め、
その他世界各国の美術館にてコレクションされています。
72年にエケビィ社が閉じるまで活躍したデザイナーで、
彼女の作品は、同社のコレクター達の間で高価に取引されている人気アイテムです。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化(素焼き部分に薄い擦れ跡など。※参照:掲載画像)が見られますが、
特に目立つダメージなどのない大変良い状態です。
※ 底の縁に小さな凹みがございます(※参照:最後の画像)が、
その部分に釉薬が乗っていることがらも分かる通り、
こちらは製造過程で出来たもので、使用の際にガタつくと言うことも
全くございません。(※参照:最後から2枚目の画像)
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 UE Sweden 4563 MS
【 サイズ 】 口径 4cm 底径 8cm 横(含・ハンドル) 9cm 高 20cm
【 重量 】 450g( 商品のみ )
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