【 説明 】
スウェーデンを代表する絵本作家、
エルサ・ベスコフ/Elsa Beskowによる挿絵の絵本のご紹介です。
子供の頃おばあちゃんが話してくれたお話に絵を付けて、23歳の頃、
1897年に出版された彼女のデビュー作:
「ちいさな ちいさな おばあちゃん/Sagan om den lilla, lilla gumman)」は、
現在も読み継がれている作品で、miS店主の我が家でも、
子供たちが小さい頃に良く読んであげた思い出の一点です☆
こちらは、1910年が初版の絵本、
「Tomtebo barnen /もりのこびとたち」。
森に住む小人の家族の一年の暮らしを夏・秋・冬・春の季節を通して、
自然に恵みを受けながらも時にあう困難を家族と助け合いながら
乗り越えて行く姿を描いた作品。
ベリーやきのこを収穫して保存したり、リスやコウモリと遊んだり、
森にいる山トロールや夜の妖精たちとの触れ合い、
森で一番の賢者であるフクロウ先生について
森の動物たちと一緒に学ぶ様子など、ページを開くたびに、
エルサ・ベスコフによる美しい世界が目の前に広がります。。。♪
今でも、変わることのない、
スウェーデンの森や自然の美しさを感じられる素晴らしい作品。
ページ構成は、開くと左側は白黒のイラストに物語、
右側にカラーイラスト、
物語は、各文の最後の単語の音が韻を踏む昔ながらの詩形式で、
スウェーデン語の音的にも美しい構成となっております。
森の家族が皆で支えあいながら幸せに生活する様子に、
ほっこりと心が温まる作品となります。。。☆
※ ハードカバー
※ 最後の画像は、今回の新着UPでご紹介している他の絵本と一緒に撮影したものとなります。
【作者:エルサ・ベスコフ/Elsa Beskow】
1874年2月11日ストックホルム生まれ。
15歳で父を亡くし、その後、母と5人の妹たちと一緒に
母方の未婚の叔母2人と叔父1人と生活するように。
教師として自立していたおばたちを見て、
女性として手に職をつけることの大切さを実感、
その後シリーズ化された「みどりおばさん、ちゃいろおばさん、
むらさきおばさん/Tant Grön, tant Brun, tant Gredelin」は、
その叔母たちからの影響を受けて描き上げた作品です。
1897年に出版されたデビュー作「ちいさな ちいさな おばあちゃん/
Sagan om den lilla, lilla gumman)」以降も、
絵本作家であり、児童文学作家や挿絵家として多岐にわたって活躍し、
1953年に永眠。
日本でも、沢山の彼女の本/絵本が翻訳されて出版されています。
【 コンディション 】
★★★☆☆
表裏紙が保護の為、透明なカバーに覆われているのですが、
こちらに使用されたテープの糊の経年劣化による、
色の沈着が各所に見られます。(※参照:掲載画像)
見開きには、ペンによる書き込みがございます。(※参照:掲載画像)
他のページについては、所々に薄い色の沈着や汚れがございます。(※参照:8枚目の画像)
その他、若干の使用感・経年劣化が見られます(※参照:掲載画像)が、
特に目立つダメージのない、色合いもきれいな良い状態です。
以前、愛読されていた古い本となり、目立つものに関しては記載しておりますが、
上記以外にも経年劣化・使用感がある可能性がございますこと、
ご理解頂いた上でのご購入をお願いいたします。
【 作者 】 エルサ・ベスコフ/Elsa Beskow
【 ページ数 】32ページ
【 出版社 】 Albert Bonniers Forlag
【 出版年 】 1967年(初版は1910年)
【 サイズ 】 縦 24.5cm 横 32cm