【 説明 】
スウェーデンを代表する絵本作家、
エルサ・ベスコフ/Elsa Beskowによる挿絵の絵本のご紹介です。
子供の頃おばあちゃんが話してくれたお話に絵を付けて、23歳の頃、
1897年に出版された彼女のデビュー作:
「ちいさな ちいさな おばあちゃん/Sagan om den lilla, lilla gumman)」は、
現在も読み継がれている作品で、miS店主の我が家でも、
子供たちが小さい頃に良く読んであげた思い出の一点です☆
こちらは、1912年が初版の絵本、
「Pelles nya klader/ペレのあたらしいふく」☆
主人公のペレ君が大切に買っている羊の毛が伸びて来た所で、
それを刈って、周りにいる沢山の人の手を借りながら、
羊毛から素敵な洋服が出来るまでの物語。
エルサ・ベスコフの見ているだけで心が癒される美しいイラストはもちろん、
出版当時(1910年代)のスウェーデン人の生活の様子が垣間見れる、
素晴らしい内容です。
幼児向けの絵本と言うこともあり、ページ構成は、
開くと左側は無地、右側にイラスト、そして短いストーリーが
描かれています。
ペレ君が、最終的にどんな素敵なお洋服を手に入れるのか、
この絵本の最後で是非確認してくださいね。。。♪
※ ハードカバー
※ 最後の画像は、今回の新着UPでご紹介している他の絵本と一緒に撮影したものとなります。
【作者:エルサ・ベスコフ/Elsa Beskow】
1874年2月11日ストックホルム生まれ。
15歳で父を亡くし、その後、母と5人の妹たちと一緒に
母方の未婚の叔母2人と叔父1人と生活するように。
教師として自立していたおばたちを見て、
女性として手に職をつけることの大切さを実感、
その後シリーズ化された「みどりおばさん、ちゃいろおばさん、
むらさきおばさん/Tant Grön, tant Brun, tant Gredelin」は、
その叔母たちからの影響を受けて描き上げた作品です。
1897年に出版されたデビュー作「ちいさな ちいさな おばあちゃん/
Sagan om den lilla, lilla gumman)」以降も、
絵本作家であり、児童文学作家や挿絵家として多岐にわたって活躍し、
1953年に永眠。
日本でも、沢山の彼女の本/絵本が翻訳されて出版されています。
【 コンディション 】
★★★★☆
表裏背表紙に表面の薄汚れやキズ、端部分の擦れによる色落ち、
背表紙の布の色褪せ、角部分の小さな潰れなど。(※参照:掲載画像)が見られます。
ページは下の角に、ページをめくる際に出来た薄い折れ線各ページにあります。
(※参照:8枚目の画像)
その他、若干の使用感・経年劣化が見られます(※参照:掲載画像)が、
特に目立つダメージのない、色合いもきれいな大変良い状態です。
以前、愛読されていた古い本となり、目立つものに関しては記載しておりますが、
上記以外にも経年劣化・使用感がある可能性がございますこと、
ご理解頂いた上でのご購入をお願いいたします。
【 作者 】 エルサ・ベスコフ/Elsa Beskow
【 ページ数 】30ページ
【 出版社 】 Bonniers Junniorforlag
【 出版年 】 1967年(初版は1912年)
【 サイズ 】 縦 24.5cm 横 31cm