【 説明 】
ラップランドのサーミ族の伝統工芸品である、
素敵な木製のケースのご紹介となります。
北欧でも最北端に位置するサーミの文化は
スウェーデンの一般的なものとは全く異なる独自のもので、
日本では彼らがもちあるく”ククサ”(木製のカップ)などが有名と思いますが、
サーミの伝統工芸品の中には、トナカイの皮を使用した作品や、
ピューター製の極細の糸を使用して編み上げたアームバンドなども有名です。
今回ご紹介するのは、スウェーデンに鉄器の時代より伝わる
Svepteknink/スヴェープテクニークと呼ばれる手法で作られた
伝統工芸品の小物入れ Svepask/スヴェープアスク の一種ですが、
こちらは、トナカイの角で美しい装飾が施された、
サーミ族らしい仕上げの一点となります。
ケースは楕円形をしており、蓋にも本体にも、
サーミの伝統模様が薄く彫り込まれ、
繋目は美しいギザギザの形をしており、
繋目の補強の為に、通常は白樺の細い根が使用されていることが多いのですが、
こちらはトナカイの角の小さなパーツを
まるで糸の縫い目のように見えるよう配置した、
非常に手の凝った仕上がりとなっております。
また、蓋の内側を見ると、「Korpilombolo/コルピロンボロ」と入っており、
これは、スウェーデンの最北端の県、Norrbotten県にある、
フィンランドとの県境にある町の名前となり、
ここに住んでいるサーミによる工芸品であるのが分かります。
今後ご紹介出来ることはないのでは?と思われるレア・アイテムですので、
サーミ族の工芸品コレクターの方に、是非手に取って頂きたい一点です。。。☆
※ 蓋をどこまで深く閉じるかは、力加減で調整出来ます。
(※参照:最後から2-3枚目の画像)
※ 蓋は本体にしっかりはまる感じです。
※ 最後の画像は、今回の新着UPでご紹介している
Aarikkaのアクセサリーと一緒に撮影したものとなります。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化(表面の小さな薄いスクラッチや擦れ、薄汚れなど。※参照:掲載画像)
が見られますが、特に目立つダメージなどのない、大変良い状態です
【 原産国 】 スウェーデン
【 サイン 】 Korpilombolo 1960(もしくは1980)
【 サイズ 】 高 12cm(蓋の位地によってやや変動します)
横 15(蓋)/14.3(本体)cm 幅 8.8(蓋)/7.9(本体)cm