【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)社に1960〜67年にかけて在籍した
Goran Andersson(ヨーラン・アンダーション)のデザインによる花びん
" Rabatt "のご紹介です。
同シリーズには他にも、サイズの違う花瓶や絵皿などがございます。
製造年は、わずか1964〜1965年のたったの一年間のレアなお品。
シリーズ名の”Rabatt”とは、訳すと”花だん”のこと。
なるほど、真ん丸い形のかわいらしいフォームの花瓶に、
まるで花だんで仲良く咲いている花たちのような、
かわいらしいお花のモチーフが入っています。。。♪
花瓶は、下半分は柔らかい手触りのきれいな栗色の釉薬がかけられており、
上半分は素朴な風合いの素焼き仕上げ。
その部分に、ご覧の通りの北欧デザインを感じるお花たちのモチーフが入っています。
しっとり和み系の味わいの作品に、北欧のエッセンスがつまった大変素敵な一点。
玄関先に置いたり、そして、もちろん和室のもぴったりです。
お花を活けていなくても素敵なインテリアのオブジェとなってくれます。。。☆
☆ Goran Andersson/ヨーラン・アンダーション ☆
1935年生まれ。
スウェーデン第二2都市のヨーテボリの手工芸専門学校で
陶芸家として学び、59年に卒業。
1年間フランスで修行後、60年にUpsala Ekebyに参加。
61年にアメリカで開催されたUpsala Ekebyの展示会では
代表を務めるなどするが、67年に退社。
その後は、スクリーンライターなどとしてTVで活躍する。
フィギュアや花瓶など多くの作品を残しましたが、
彼の作品の中でも特に人気なのは水牛などの動物のフィギュア作品たち。
現在は、コレクターの間で高値で取引されている人気アイテムです。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
若干の使用感・経年劣化が見られます(表面の薄キズや薄汚れなど。※参照:掲載画像)が、
特に目立つダメージなどない大変良い状態です。
※ 素焼き部分に見える黒い色合いや小さな気泡、薄いオレンジ色の色合いは、
製造過程でついたものとなります。(※参照:掲載画像)
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 UE Sweden 4002 GA
【 サイズ 】 直径 3.5(口径)-11(中央)-6(底径)cm 高 11.5cm