【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)社に1949〜72年にかけて在籍した
Mari Simmulson(マリ・シムルソン)のデザインによる陶器壁掛のご紹介です。
こちらは、”Cardus”シリーズの花瓶となり、
製造年は、彼女の在籍年でも最後の方に当たる、
68〜69年に掛けてのたったの1年間。
これまで当店では同シリーズの
こちらや
こちらのような
壁掛けを数回ご紹介してまいりましたが、花瓶は今回が初めての登場となります☆
また、陶板は70年まで製造されていたのですが、
花瓶のほうは68-69年にかけてのみの製造となり、
市場にも殆ど出回っていない大変レアな一点となります。
陶板のモチーフがサボテンを思わせるものですので、
こちらのエキゾチックな雰囲気のお花も
サボテンのお花でないかな。。。と思います。
シャモッテーと呼ばれる大きな粒の入った特殊な粘土を利用し、
釉薬のない素朴な素焼き部分と、まるでエナメル画を思わせるつやつやとした
表面の釉薬部分のモチーフとの組み合わせが、独自の世界を生み出している、
ご覧の通り、このままインテリアとしても飾って置ける、
大変オリジナルな雰囲気の作品☆
彼女のコレクターに、是非おすすめの一点です♪
☆ Mari Simmulson ☆
30年代にアラビア社につとめ、
40年代にはGustavsberg StudioのWilhelm Kage(ヴィルヘルム・コーゲ)に師事した
素晴らしい履歴があるだけあって、
彼女の作品は、ストックホルムナショナルミュージアム、V&Aロンドンを始め、
その他世界各国の美術館にてコレクションされています。
72年にエケビィ社が閉じるまで活躍したデザイナーで、
彼女の作品は、同社のコレクター達の間で高価に取引されている人気アイテムです。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
花瓶の側面の底に近い角の部分に、
表面が薄くはがれた箇所が2箇所(※参照:2段目・1枚目)確認できます。
その他、若干の経年劣化・使用感(内側に)が見られますが、
特に目立つダメージのない大変良い状態です。
※ 口の内側の白い部分に、製造過程で入った貫入のラインの上に
白い塗料を塗ったような箇所(※参照:2段目・最後)が確認できますが、
この部分を触るとつるつるとしておりますので、製造過程で付けられたものかもしれません。
( ちなみに、こちらのラインは、表面からは全く見られません。
内側の白い釉薬部分に見られるのみとなります。 )
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 UE Sweden 7046 MS
【 サイズ 】 高 19cm 直径 7.5(口径)-8(底径)cm
【 重量 】 600g( 商品のみ )
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