【 説明 】
スウェーデンの Upsala Ekeby(ウプサラエケビィ)社に1949〜72年にかけて在籍した
Mari Simmulson(マリ・シムルソン)のデザインによる美しい花瓶のご紹介です。
こちらは、Iris/イーリス・シリーズの一点で、
製造年は、56〜57年に掛けてのたったの2年間。
年代的にも大分古い、市場になかなか出てこない大変レアな一点となります。
同シリーズには、他にも、サイズ違いの花瓶が2点、
そしてフルーツ・ボウルやプレートなどがございます。
ご覧の通り、シリーズ名であるアイリス/あやめの名前からも分かり通り、
まるで、少し白い雲がかかった夏の空を思わせるような美しいブルーに、
内側には、イエローの釉薬でアクセントをつけた大変エレガントな一点。。。♪
表面のストライプ模様は、こちらは模様ではなく、
細いエンボス加工のラインが集まったもので、
なんとも上品な佇まいの作品です。
高さ26cmもございますので、存在感もあり、洋室はもちろん、
和室の床の間に飾って頂いても良いかと思います。
彼女のコレクターさんに、是非おすすめの
市場に余りでてこないレアな一点ですので、こちらの機会をどうぞお見逃しなく♪
☆ Mari Simmulson ☆
30年代にアラビア社につとめ、
40年代にはGustavsberg Studioの
Wilhelm Kage(ヴィルヘルム・コーゲ)に師事した
素晴らしい履歴があるだけあって、
彼女の作品は、ストックホルムナショナルミュージアム、V&Aロンドンを始め、
その他世界各国の美術館にてコレクションされています。
72年にエケビィ社が閉じるまで活躍したデザイナーで、
彼女の作品は、同社のコレクター達の間で高価に取引されている人気アイテムです。
〜 日本では、Gustavsberg社ほどは知られていないと思いますが、
スウェーデン陶器製品を代表する窯の一つです。
以下、Upsala Ekeby社について簡単にご説明致します。 〜
1885年、スウェーデンの北にある有名な大学町・ウプサラ
(日本からの留学生も多いようですね。)のEkeby村で、
当初はタイル・レンガの製造を主にしておりましたが、
1920年頃からそれでま外国の製品をコピーしていたのをやめ、
アーティストやデザイナーを雇用し、
オリジナル・デザインのスウェーデン陶器を製作するようになりました。
20〜50年代にかけ、西欧では良く知られる一大ブランドに成長しましたが、
時代の流れにともない70年代に閉窯。
今では、ウプサラ・エーケビィ(ゲフレ)の作品は、
多くのアンティーク・コレクターの間で取引されるようになりました。
【 コンディション 】
★★★★☆
花瓶表面に入っているラインの一本、底面に近いところに、一箇所、
非常に小さい(2mm程度)ですが、チップしているように見える箇所がございます。(※参照:最後の画像)
その他、若干の使用感・経年劣化が見られるとは思いますが、
特に目立つダメージなどのない大変良い状態です。
※ 口の内側に茶色く見える(※参照:2段目・1枚目)ものは、黄色い釉薬が上手に乗らなかった箇所で、
製造過程で出来たものです。
【 原産国 】 スウェーデン
【 スタンプ 】 UE Sweden 4244 MS
【 サイズ 】 高 26cm 直径 7.5cm
【 重量 】 950g( 商品のみ )
※ こちらは2kgまでのお手紙扱いor保険付きの送料となりますので、
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